ペットカット しるびあ

札幌市の「犬の美容室 ペットカット しるびあ」のブログです。
当店にお越し下さったワンちゃん達のトリミングでの様子や、イベント予告、店主の個人的なつぶやきなどなど、いろんな事をお知らせしていきます!
札幌市白石区で営業しています。
詳しくはURL_http://silvia3a.com
当店のHPをご覧下さいませ(*^_^*)

上から言うだけ言って、あとは無視ですか(−_−#)。スミマセン、愚痴です。

これが「ペットカット しるびあ」のブログである……事は今は置いといて、ちょっと……いや、かなりムッとしてしまったので、事情説明とともに愚痴をグチグチと書きしたためさせていただきますm(_ _)m。


先日、某友人からLINEが届きまして、内容は、

「🐶写メ顔手で上げるの辞めなさい

したから写すとかさ」(原文ママ)


…………読んだ瞬間にかなりムッ(−_−#)。

一意見としてありがたく頭に入れておきますけど、やっぱりけっこうムッ(−_−#)。


もしかしたらブログを見て下さっている方の中にも、顎に手を添えて上を向かせる写真がお好みではない方もいるかと思い、「何故、顎の下に手を添えているか」の説明をしなければ、と書かせて頂きました。


トリマー歴20年以上といえど、お預かりしているのはお客様の「お子様」です。

当店にいらした子を「うちの子」と言い、自分の愛犬と同様に大切に扱っているとはいえ、お客様からお預かりしている大切なご家族の一員です。決して「自分の愛犬」ではないのです。


大げさではなく、犬を預かっているのではなく、命を預かっていると言ってもいいでしょう。

なので、自分の愛犬以上に大切に扱うべき存在です。


当店にいらした大切な「うちの子」の写真を撮るに当たり、まず最初はビフォー(カット前の姿)の全身像を撮影します。

そしてシャンプー時の様子、その後にアフター(カット後の全身像と上半身。特に顔のカット)と続き、最後にお遊びタイムでの様子の計5枚となります。

ちなみにシャンプーコースの「うちの子」は計4枚。


友人の言う「顔手で上げる」は、恐らくビフォーアフターの写真で顎に手を当てている事だと解釈しました。


確かに顎に手を添えると、わんこは自然と上を向きがちになります。


そもそも、なぜ上を向きがちになるのか?

犬の顎と首のラインには、気持ちをリラックスさせるツボがあります。

そこに手を置かれるだけで、気持ちはリラックス。表情もうっとり顏になる子が多いです。

なので、無理矢理上を向かせているわけではないのです。


下から写す事を考えて犬の目線に高さを合わせると、決まって「うちの子」達は喜んで動き出します。

まるで「終わったの?じゃあ、お顔ぺろっとしていい??」って感じです。


決まった時間内で5枚の写真(あくまでもUPするのは5枚ですが、実際はもっと撮っています)を、手を添えずに撮るのは至難の業です。


なので、顎に手を添える。そうすると自然と上を向いてしまう結果になるのですが……。


トリミングをする上で「うちの子」に教えなくてはならない事は、カット時、しっかりと背を伸ばして真っ直ぐに前を見て立つ「ステイ=stay」です。

最初は上手くできなくても、徐々に「カットの時はこうしていなければならない」と覚えていきます。


犬の後ろに立つ時は、後肢の間に手を入れて下半身を若干持ち上げるようにする。

犬の前面に立つ時は、顎の下に手を添える。


手を添える事によってカット中の状況と同じになり、トリミング中の「うちの子」達がどんな様子であるか、「こんなにいい子にしてくれるんですよ、○○ちゃんは」と、飼い主様にお伝えする事にもなります。

トリミング中の様子は、自宅では見ることの出来ない一面ですから。


それに、しっかりと立った状態の全体像・真っ正面からの顔の仕上がり、これらを記録に残す意味合いもあるのです。

お客様の中には当店のブログを見て、「◯◯ちゃんのようにカットして」と仰って下さる方もいます。


だったら、写真を撮る時に手を添えなければいいんじゃないのか?


いいえ。それはできません。

トリミングテーブルの上にいる「うちの子」から、手を離すわけにはいかないのです。

落下防止。

犬がトリミングテーブルから飛び降りるのは一瞬ですから。


それでも中には体のサイズが大きくてスマホのフレームに入りきらず、やむを得ず手を離す事があります。

そんな時は片手でスマホを向け、もう片手はフレームに入らないようにテーブルの上の「うちの子」を制止するようなジェスチャーをしながら大声で「待て、stay!」と言いながら、速やかに撮影します。

そんな時は恐らく、私の緊張が「うちの子」にも伝わっている事でしょう。


どんな仕事でも、その仕事をやった人にしかわからない大事な事は必ずあります。


写真の技術ははっきり言って私にはありません。

ですがこうしてブログに写真をあげている以上、上手に撮る努力はしなければなりません。


私の撮る写真は、良くないですか?


意見をくれた友人にLINEで返信はしましたが、既読もつかずそのままの状態。

「貴重な意見をくれた」と参考にすべき事なのは重々分かってはいるのですが、一方的に「辞めなさい」と言われた事に、心のモヤモヤは治りません。


当店で肖像画を請け負ってくれている友人のKちゃんにもグチグチと愚痴ってしまい、一時はKちゃんの言葉に気持ちは鎮まったのですが、既読さえもつかない事でモヤモヤは復活してしまいました……。


なんぼなんでも一方的に「辞めなさい」はないでしょ?


手を添えずに上を向かないように上手く写真が撮れるなら、最初からしておるわ(−_−#)。


ああ。ちょっとスッキリした。

……お店のブログでこんな愚痴をこぼしちゃっていいのかしら?

いや、良くないな(ー ー;)。


お目汚し、失礼いたしましたm(_ _)m。


本日は「そこらへんのいちトリマー」として。

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